社長インタビュー

― 米玉堂食品の経営理念をお聞かせください。
当社の経営理念は「創意・技・信頼」です。米玉堂の事業目的を達成するための経営上の方針と主張です。経営理念を通してお客様の満足と信頼を高め、ビスケット製造技術と品質マネジメントを活かし、最高の商品を提供することを目的としております。また、コンプライアンスの遵守のもと社員一人ひとりが責任と自覚を持って取り組んでおります。
― 創業110年を越えた今の心境についてお聞かせください。
日本にある企業の中で100年以上の歴史を持つ企業は約0.6%です。
先代の先輩方が築き上げた米玉堂の歴史の重さを感じます。私達は次の100年を目指して、あらためてお客様との結びつきを大切にし、共に歩み、その時代に応えていきます。そこから新しい力が生まれ、育てれば米玉堂の未来が見えてくると考えています。

― 社長に就任されたときはどんなお気持ちでしたか?
私の信条として「やりたいことがはっきりしていること」に尽きます。絶対にやり遂げたいという「強い思い」を持って行動に移してきました。社員に方向性を示し、やりたいことを明確にして旗を上げ、社員の力を結集して仕事を任せる取り組みを心がけています。
― 米玉堂食品にはどんな良さがあると感じてこられましたか?
米玉堂の良さを一言で言えば、社員一人ひとりが「上手より一生懸命」なところと「器用さよりも努力」をしているところが良い点と感じております。食品会社ですから、物をきちんと作る、お客様に安心安全をお届けする、これは手先の器用さよりも、一生懸命さの方が大事ではないかと考えております。美味しいお菓子を作り、先代から培ってきた伝統を守っていく努力。これが社員に根付いていっていると思います。
― 社長は普段、お休みの日は何をされてますか?
趣味は、ゴルフが一応趣味なのですが、最初はあまりやりたくなかった!
でも立場が立場になりまして、やはりゴルフをやらざるを得ない環境がどうしてもできてしまいまして(笑)。なんとなくゴルフが好きになって、一生懸命練習しております。

それと、ちょっと笑われるかもしれませんが、孫とラジコンヘリを飛ばす事です。孫たちは小さいヘリで飽きてしまったのですが、私は飽きずに今はドローンですね(笑)元々私は機械好きで、そういうものにハマっておりまして、1回ハマるとある程度できるまで、壊れても壊れても根性でやり続けます!
今は、朝4時起きで風のない日に1人で黙々と練習をしております。

― 最後にお客様へのメッセージをお願いします。
近年時代の流れと共に、当社の事業内容も移り変わりつつあります。
現在の事業の中でお客様から何が必要とされているのか?今何を求められているのか?そのことを把握し、事業展開をしてまいります。この様な時代だからこそ、私達は今一度理念に立ち返り「お客様に喜びと感動を与える」存在でありたいと考えております。

PROFILE

杉本 德治(すぎもと・とくじ)
1950年生まれ。平成19年に米玉堂食品株式会社に入社後、主に製造課にて設備保全に従事。
経営企画室長を歴任して、2016年1月に代表取締役に就任。趣味は、ゴルフ・ドローン操縦。